*『Amazon Cloudテクニカルガイド―EC2/S3からVPCまで徹底解析、インプレスジャパン、李 昌桓著』の補足
*『CloudBB(http://cloudbb.jp)』アマゾンクラウド技術情報発信サイト
Amazon
S3 Import
|
AWS インポート / エクスポートは、ユーザがポータブル記憶装置にデータを格納してAWSに送り、AWS側からデータをImportしてまらうか、逆にユーザが指定するデータをAWS側がExportして、送ってもらうようないささかアナログ対応のことである。今のところ、アメリカまでポータブル記憶装置のやり取りをしなければいけない。用途としては、大量データの移送、ディザスタリカバリなどである。 |
AWS Importプロセス
次に掲載するのは、AWS Import/ ExportサービスがユーザデータをAmazon S3にインポートする際のプロセスを図示したものである。

(出典:AWS Import/Export Programming Guide2009-08-13)
1.ユーザはデータをストレージでコピーする(Amazon S3で使いたいパース名で構成する)。
2.ユーザがインポートマニフェストファイルを作成する。マニフェストファイルにはバケット名、キーフレフィックス、コンテンツタイプなどを記述する。
3.ユーザがサブジェクトに「CREATE JOB」と付けたインプートジョブメールにマニフェストファイルを添付し、awsimportexport@amazon.com宛に送る。AWSはマニフェストファイルが有効であれば、1営業日以内に返信(「RE:CREATE JOB」)を送る。この返信の中にはAWS側が発行した「ジョブID」が含まれている。
4.ユーザが署名ファイルを作成する。署名ファイルの作成には3.で受け取った「ジョブID」が必要である。もし、複数のデバイスを使うなら、各デバイス毎に署名ファイルを作成する必要がある。
5.ユーザは署名ファイルをストレージデバイスのルートフォルダにコピーする。署名ファイルの名称は、「SIGNATURE」とする。もし、AWSへジョブメールを送ってからストレージデバイスを送る前にマニフェストファイルの変更が発生した場合には、新しいジョブメールで修正されたマニフェストファイルを再送信する必要がある。
6.ユーザが送付状を作成する。AWS側は、1パッケージ毎に1デバイス、1デバイス毎に1ジョブのみを受け入れる。
7.ユーザ側がストレージデバイスを梱包し、発想する。このとき、運送伝票にジョブIDを記入していなければ、AWS側から受け取りを拒否される。また、ストレージデバイスがAWS Import/Export要件に合致していることを確認する。
8.AWSは、ジョブメールに添付されているマニフェストファイルから生成した署名とストレージデバイスのルートフォルダにある署名とが一致しているが確認する。一致すれば、AWS側はユーザデータをアマゾンクラウドにロードする。この作業は、ユーザからストレージデバイスを受け取ってから、翌営業日までは行われる。
9.AWS側はユーザにAWS Importログとデータロード状態を電子メールで連絡する。
グはアップロードしたファイルの詳細情報、キー名、バイト数、MD5チェックサム値がなどが含まれている。
10.AWS側はユーザのマニフェストファイルに記載されている住所にストレージデバイスを返送する。この作業はジョブが終了して2営業日以内に行われる。これは私書箱には出荷されない。
AWS Import手続き開始
AWS Importの手続きをを開始するためにはCloudBerry Explorerの「AWS Import/Export」→「Import]を選択する。

次のようにウエルカムページが表示される。
![]()

AWS Import/Exportサインアップ
初めて使う場合は「AWS Import/Export]を選択し、サインアップ手続きを行う必要である。
![]()
![]()

「AWS Import/Export」をクリックすると、次のようにAWS Import/Exportのサインアップ画面が表示される。

「ign Up for AWS Import/Export」をクリックすると「Amazon Web Services Sign In」画面が表示されるので、AWSアカウントとパスワードを入力する。次に進むと、次のような「サインアップ 完了画面(Sign Up Complete)」が表示される。この画面で金案内の参照のほか、支払方法や住所の変更も可能である。
![]()

「Sign Up Complete」をクリックするとAWS Import/Export手続きは完了する。次のような画面が表示されたらAWS Import/Export手続きが終了しているので、CloudBerryに戻ってAWS Import/Exportの手続きを継続しよう。

ストレージデバイスの要件
「Storage Device Requarements」をクリックするとストレージデバイスの要件が表示される。AWS Import/Exportに使うストレージデバイスは、次表のような基準を満たさなくてはならない。不明な場合は、awsimportexport@amazon.com に相談する必要がある。
|
事項 |
要件 |
|
電源弁パーワ |
120V、60Hz。最大消費量は 2,000W まで、 そしてアメリカの壁ソケットプラグに合わないタイプの電源フラグの場合、アダプターも含む |
|
インタフェースタイプe |
USB 2.0 または eSATA |
|
大きさ |
最大で、標準的な 19 インチラックで 8U、または奥行48 インチ×幅 19 インチ×高さ
14 インチまで |
|
重量
|
最大で 50 パウンドまで(約22KG) |
|
ファイルフォーマット |
FAT32、NTFS、ext2、ext3 |
|
デバイス容量 |
4TBまで |
eSATA
|
eSATA(External Serial ATA:外付け用のシリアルATA)とは、パソコンと外付けハードディスク(HDD)をつなぐ新しいインタフェースである。内蔵機器向けのシリアルATAインタフェースを、外付け機器向けに拡張したもので、送受信速度はUSB2.0よりも高速である。 |
送付状のサンプルを次に示す。

(出典:AWS Import/Export Programming Guide Version 1.2)
マニフェストファイル作成
次は、マニフェストファイル作成を開始する。画面の要求に従って入力していこう。

[設定]
|
Account |
AWSアカウント |
awk256@yahoo.co.jp |
|
Bucket name |
インポート対象のS3のバケット名 |
awk256 |
|
Device ID |
デバイスのシラアル番号又はデバイスが識別できるユニークな番号 |
123456789 |
|
Load from file |
規定のマニフェストファイルの読み込み |
|
次の画面でマニフェストファイルのオプション設定を行う。

[設定]
|
ACL |
アクセス制御リスト。Amazon S3でのアクセス権限を指定する |
private、public-read、 public-read-write、 authenticated-read、 |
|
Profix |
Amazon S3での格納先を指定する。 |
awk512/mypicture/ |
|
Log file prefix |
ログファイルの格納先とファイル名のフレフィックスを指定する。 |
awklog/log/import-log- |
|
Ignore |
インポート対象から除外するファイルタイプ、ファイル、ディレクトリなどを指定する。 |
|
次は、ストレージデバイスの返還先アドレスを指定する。マニフェストファイル作成はこれで終わりだ。
![]()
![]()

「Save」ボタンをクリックしてマニュフェストファイルを保存する。
![]()

作成したマニュフェストファイルの内容は「Preview Manifest」をクリックすれば確認できる。
[MANIFEST.txt]
|
manifestVersion: 1.2 generator: CloudBerry Explorer for Amazon S3 1.8.2.14 bucket: awk512 accessKeyId: ATBNFEA6QKAD6IAIMETG deviceId: 123456789 logBucket: awk512 fileSystem: NTFS operations: - exportBucket: awk512 prefix: awk512/mypicture/ logPrefix: awklog/log/import-log- returnAddress: name: CHANGHEAN LEE street1: UMEDA99-99-99 street2: city: ATACHIGU stateOrProvince: TYOKYO postalCode: 123-0851 phoneNumber:
090-9999-9999 country: eraseDevice: no |
ジョブメールの送信
続いて、作業内容の定義を記述したマニフェストファイルを添付して作業依頼(ジョブメール)をAWSに
![]()

この画面のawsimportexport@amazon.comをクリックすると、作成したマニフェストファイルが添付された状態で、メールの送信画面がデフォルトのメーラで表示される。

メールコマンド種類
|
awsimportexport@amazom.com は、次のようなメールコマンドを受け付ける。 ・CANCEL JOB ・CREATE JOB ・CREATE EXPORT PLAN ・GET STATUS ・UPDATE JOB |
AWSにジョブメールを送信すると、AWS は(マニフェストファイルが有効であれば)1営業日以内に、AWS が発行したジョブIDを含めたメールを返してくる。
署名の作成
AWSの返信を受け取ったら、そこに記述されているジョブ ID を含めた署名ファイルを作成する。ジョブ ID を入力して「Generate」をクリックすると署名が作成される。
![]()
![]()

「Save」ボタンをクリックして、 SIGNATURE というファイル名で保存する。
![]()

手続き終了
終了画面ではAWS Importの手続き案内が表示される。作成した署名ファイル(SIGNATUREファイル)をストレージデバイスのルートフォルダにコピーしておくことを忘れないように。
